登山は美しい景色や自然との触れ合いが魅力ですが、紫外線や雪面・岩肌からの反射光といった有害光線から目を守ることはとても重要です。特に度付きのサングラスを利用すれば、視界をクリアに保ちながらもしっかりと目を保護できるため、長時間の登山でも快適に過ごせます。この記事では、登山用サングラス選びのポイントや注意点などを詳しく解説します!
登山でサングラスをかける効果は?
登山でサングラスをかける最大の目的は、紫外線から目を守ることです。標高が高くなるほど大気が薄くなり、紫外線はより強く目に届きやすくなります。また、山肌や雪面からの反射によって想像以上に目がダメージを受けることも。そのため、サングラスを着用することで紫外線・反射光をカットし、目の疲れや痛み、さらには将来的な目のトラブルを防ぐ効果が期待できます。
さらに、登山では強風やほこり、花粉などの刺激から目を保護することも重要です。ゴーグルほどの密閉性はないものの、サングラスを装着しているだけでも大きな砂や小石の飛来を軽減できます。特に度付きのサングラスなら、視力補正と目の保護を同時に行えるため、ピントが合わずに生じる疲れや集中力の低下を防ぎ、快適に山歩きを楽しむことができます。
登山用サングラスの選び方は?
登山で使用するサングラスは、普段のファッションや街歩きでかけるサングラスとは求められる機能が大きく異なります。標高の高い場所や変化の激しい山岳環境で快適に視界を確保し、かつ目を紫外線や反射光からしっかり保護するためには、いくつかのポイントを考慮して選ぶことが重要です。ここでは、登山用サングラスを選ぶ際にチェックしたいポイントを詳しく解説します。
1. UVカット率とレンズの品質
登山時は標高が上がるにつれ大気が薄くなり、紫外線の量が増加します。さらに岩肌や雪面、水面などの反射光も加わり、予想以上に目に負担がかかります。そのため、登山用サングラスは何よりもまず「UVカット機能」がしっかり備わっている製品を選びましょう。具体的には、UV400(紫外線を99~100%カットできる)やそれに準ずるレンズが望ましいとされています。
また、安価なサングラスには表面コーティングのみで紫外線対策が施されているものもありますが、品質が低いと長期間の使用でコーティングが剥がれる可能性があります。登山は天候によって過酷な環境にさらされるため、できるだけ信頼性の高いブランドや専門メーカーの製品を検討すると安心です。
2. レンズカラーと可視光線透過率
レンズカラーは一見デザイン重視で選びがちですが、実は登山の環境下での快適性や安全性に大きく関わってきます。
- グレー系レンズ
自然な色味で景色を見られるため、長時間かけても疲れにくいのが特徴です。濃いめのグレーは晴天時の眩しさを抑えてくれますが、曇天や薄暗い林道では暗く感じる場合があります。 - ブラウン系レンズ
コントラストをはっきりさせる効果があり、地形の凸凹や岩場の確認がしやすくなります。比較的幅広い天候で対応できるので、登山シーンにも適しています。 - イエロー・オレンジ系レンズ
曇天や夕方などの光量が少ない状況で視界を明るく感じさせるメリットがあります。ただし、強い日差しがある場面では眩しさを抑えきれない可能性があるため、使い分けが必要です。
さらに、可視光線透過率(光のどの程度を通すかを示す数値)にも注目しましょう。晴天時の強い日差しや高所での反射対策が必要な場合は、可視光線透過率が10~20%程度のレンズが目安とされています。一方、曇りや夕方など光量が少ない環境では20~40%ほどのレンズが適しています。登山では天候が急変する可能性があるため、自分のよく行く山や季節に合わせて選ぶことが大切です。
3. フレームの形状・フィット感
登山は長時間行動するスポーツです。サングラスがずれてきたり、耳や鼻への負担が大きかったりすると、集中力を欠いてしまい事故のリスクを高めかねません。フィット感の良いフレームを選ぶポイントは以下のとおりです。
- カーブ形状
登山用サングラスは顔に沿うよう湾曲したデザインが多く、横からの光の侵入やホコリ、風などもブロックしやすくなっています。 - ノーズパッドの調整
ノーズパッドの高さや位置を調整できるタイプだと、鼻の形に合わせてフィットしやすく、レンズが曇りにくくなります。 - テンプル(つる)の素材・形状
耳の形状にしっかり合うように設計されているモデルや、ラバー素材などで滑りにくいモデルを選ぶと、汗をかいた状態でもホールド感が保たれやすくなります。
4. 調光レンズや偏光レンズの活用
- 調光レンズ
光の強弱に合わせて自動で色の濃さが変化するレンズです。日差しの強い場所では濃色に、曇りや夕方には薄色になるため、一日にさまざまな環境を移動する登山に適しています。ただし、気温が低い場所では色の変化が遅くなる場合もある点に注意が必要です。 - 偏光レンズ
岩肌や雪面、水面からの反射光を軽減し、クリアな視界を確保しやすい機能を持つレンズです。夏山や冬山問わず、滑りやすい岩場や雪渓での足元の確認がしやすくなるメリットがあります。
5. 度付きの登山用サングラスを選ぶ際のポイント
近視や乱視などがあり視力が低い方にとって、登山での快適な視界確保は非常に重要です。度付きのサングラスを選ぶ際は、以下の点に気をつけましょう。
- 正確な測定とフィッティング
通常のメガネ以上に、登山用サングラスは顔に沿うカーブがありレンズも湾曲しているため、レンズ中心の光学位置がずれると見え方に支障をきたす可能性があります。専門スタッフによる正確な測定・フィッティングがとても大切です。 - コーティングの選択
傷防止コーティングや撥水コーティング、曇り止めコーティングなど、過酷な登山環境に対応できるオプションを選択すると快適性が向上します。
登山用サングラスは紫外線対策や視力補正だけでなく、安全確保と快適性に深く関わる大切なアイテムです。光学技術が進歩している現代では、さまざまな機能を持つモデルが数多く登場しています。天候や行程、個人の視力に応じてしっかりとした基準を設け、納得のいく一本を選びましょう。結果的に、山での視界がクリアになり、自身の疲労を軽減しつつ素晴らしい景観を思う存分楽しめるはずです。
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まとめ
度付きの登山用サングラスは、登山時の紫外線対策と視力補正の両方を同時に叶えてくれる頼もしいアイテムです。視界の安心感を得ることで山の魅力を心ゆくまで楽しみながら、目の疲れやリスクを軽減できます。自分に合った度付きサングラスを見つけて、より快適で安全な登山ライフを満喫してみてはいかがでしょうか。
アウトスでは様々な度付きスポーツサングラスを豊富に取り扱っております。気になる商品やサングラスに関するご不明点などあれば、ぜひお気軽にお問合せください。
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